神様のパズル

っータイトルの小説にハマっている。
神様のパズル (ハルキ文庫)
(表紙がアニメくさくてちょっとなんだが内容はグッド)

掻い摘むと「無から宇宙は作れるのか?」っー壮大なテーマ。
ぶっちゃけると話しの中でTOE(理論)は完成し、危うくもうひとつの宇宙を作りそうになるのだが描写やら物理的な話しがSF好きには結構いい。

この作品の魅力は宇宙の作り方とそれをとりまく一般的に認知されている宇宙論
サスケ的認識はビッグバン以降、宇宙のインフレーション理論に基づき膨張している。
そして、宇宙の総質量次第で延々と膨張、もしくは縮小する。

それを物理学的見地よりいい具合に説明と独自の解釈を用い、最終的には作者のオリジナル理論である光子場仮説っーのまで考え出す。
素人からするとこの仮説がイメージ的にはありそうなカンジがしていい。

宇宙の晴れ上がり(開闢前)は無であり素粒子のみが存在する。
その素粒子同士をニアミスさせ渦巻き状のエネルギーを蓄積することにより高質量(ブラックホール)のモノを作り、微弱なエネルギー(ゆらぎ)を与えればそれは反転し宇宙が開闢する。
そしてそれを実践する施設が加速器である。
これは実際に存在に日本であれば「スプリング8」っーのが有名である。

ロマン溢れるこの話しには2つ欠点がある。
話しは空想なのでオッケーとしても難解な物理用語が出てくるのである。
そしてその用語を踏まえ、イメージする想像力も必要となる。

サスケもwikiなど参照しなが読んだものである。

そんなオハナシであるが物事の心理を神様のパズルと表したアインシュタインの言葉が表題なワケであり、そのロマンに夢抱いてしまうサスケもいるワケで・・・

うん、おもしろい小説だなぁーと改めて思う侍日記も悪くない。