忍耐強いだけで達観しているわけではない
もう夏以降、声に出さないだけで気持ちがずれた件ははっきりしてきた。
感覚のズレを感じたまま正直なところこの半年はしんどかった。
だけど今、どうなんだと言われても。
淋しいとか、楽になったとか、そんな感情はなにひとつなく、ただ単純にフラット。
いや、もしかしたら、正面から頑張れって言えるのか。
想われる事も想う事もないってのは人としてどうかとは思うけれども、今、叶うのであれば自分の為だけに時間を使いたいって思う。
まぁ、生きている以上、そんなことは不可能なんだけど。
ありがとう。頑張れよ。
それとは別に。
どうして人は易きに流れるのか。
どうして人は他者を妬むのか。
黒髪の乙女との距離感を掴めないままにひと月程が経過した。
何度か大勢で飲みに行ったりしている中でさりげなく気を使い、さりげなく眺めている。
彼女は辛くないのだろうか。
正直、僕としては好意的に感じている距離感が保たれる事はいいのだけれど。
そんな中、黒髪の乙女から独白があった。
あの女、サスケの何?みたいな人達がいるってことを。
今、折角、彼女が自分からチャレンジしている事をそういう妬みみたいな横槍で潰して欲しくない。
そう、彼女はとてもセンシティブ。強がってはいるけど。
俺はね、多少打たれても寝たら忘れるスキルあるけど。
だから、そういう不平というか不満や妬みみたいなものは全部、俺の責任でしょ。
だったら俺にぶつけたらいいじゃん!
女性のこういうところが本当に嫌!
周りから見た僕たちの距離感に問題があったんだら責めは俺。
だいだい、今それ聞いて笑える程、余裕ないけど。
久々に憤りを感じている。
そしてその憤りは自分自身にも。
自分のことならどうにでもするし、どうでもいい人なら割り切るけど、どうでもよくない人だから余計に考える。
そして今の僕にはまだ何かを背負い込む覚悟はない。
こっちが駄目だからこっちみたいに俺は達観していない。
人一倍不器用だからもう少し悶々としておく。
もしかしたらこれが罰なのかもしれない。
ならばせめて黒髪の乙女が少しでも苦しまないでいて欲しいと祈る。
やれやれだぜ…
written by iHatenaSync