秋の空と草の香りを感じた・・・

そんな1日。
こんな日はバイクにもってこいである。
ふと信号で止まった時に難波宮の跡地から草の香りを感じた。

その後、故意にして頂いてる美容師Mさんのところへカットをしに。
かれこれもう6・7年、このMさんにお世話になっているのだが、出会い自体はもう10年以上前に遡る。
学生時代のバイト仲間で、彼女のお父様もそこで仕事をされていた。(実のところ、Mさんよりこのお父様のほうが印象が強かった。)
それから5年程時は流れ、ふらっと訪れた美容室にてMさんと再会。それ以来のお付き合いをさせて頂いている。
そんなこんなで恐らく、普通の客・美容師の関係に比べると相当仲のいい関係だと思う。

昨今はもっぱら恋愛頑張ろうね的な話が多かったせいでお互いの恋事情も精通してきた。
二人とも辛い恋をしているのだ・・・
もっぱら励まし合うのではなく分析しあう仲のでいろんな考え方があって自分の気付かない視点で斬られると焦ることも度々。
カットしてもらっているのか、お話しにいってるのかわからなくなることもしばしば。
意外といろいろ指摘してくれる・指摘する友達としていい関係を構築している。

『あぁ、きっと恋してるんだ』と不覚にも感じてしまった。

これ以上、踏み込み合うのは少し危険な香りもする。
でも、二人ともきっと癒されたいのだ。
あまりにも辛い恋愛をしているから・・・

それでも私はMさんとのカットの時間を捨てる事はできないだろう。

卑怯な僕は夕闇の綺麗な空を見ながら帰路につく。