彼と彼女の憂鬱。

あの人の誕生日をすっかり忘れていた、自身に気付く。
血肉の一部であり、これからも想い続けていくであろうあの人の事。
そう豪語してそうであると信じていただけにこの事実には少なからずショックを受けた。

今後二人の未来は別々であることに違いはないのだが、サスケが思っていたよりも随分と離れてしまっているのかも知れない。

恐らくは人はこうやって何かを削って明日を得ているのだろう。

だとしてもサスケ自身の中身の部分が何か損なわれている日常なのだと思う。
それはノルウェーの森のワタナベ君が直子の忘れていくことでより近づいている感覚と同じ名のかも知れない。

まぁ、でも、これもまた事実であり、サスケの今の姿なのだろう。
受け止めよう。

でも、おめでとう。これくらいは許されるだろう。

追伸:ぷっすまスペシャルを30分録画し損ねていた。まぁ、いいや。